2012年02月

  上の写真は、このたびボロルマーさんから送られてきた絵本です。
  モンゴルの絵本作家ボロルマーさんが日本に来るきっかけとなったのは、2004年に福岡で行われた国民文化祭でした。
  八女市上陽町が主催した絵本コンクールに応募してグラン・プリを受賞したのです。
  受賞作品は絵本「モンゴルの黒い髪」として日本で出版されました。
  その後、野間絵本コンクールでもグラン・プリを受賞し、絵本「ぼくのうちはゲル」として出版されました。

  以前、このブログでも紹介しました絵本「お月さまにいるのはだあれ」、「かしこいウサギ」などと続き、先日「新しい絵本を出しました」という手紙と共に絵本を送ってきました。
  絵本はモンゴルの民話をもとにした「おかあさんとわるいキツネ」と、「センジのあたらしいいえ」の二冊です。
  ボロルマーさんは数年前に結婚し、現在は文をご主人のカンバートルさん、イラストをボロルマーさんとして、二人で協力しながら日本でがんばっています。
  ボロルマーさんを日本への作品応募をする際サポートしたのは私ですが、それはモンゴルに知り合いがいたからです。
  福岡の交流団体APCCとの協力で勤務していた福岡雙葉小学校がモンゴルと交流した時の担当をしていて、我が家でホームステイしたニーナさんがお世話をしてくれたのでした。

  ボロルマーさんは新しい絵本を出版する時は必ず送ってくれるし、たびたび状況を連絡をしてきます。
  すでに絵本作家として活躍しながらも、最初に受けた恩を忘れない心優しいモンゴル人です。