9月下旬、北部イタリアからスイスにかけてのスケッチに行きました。
 ここはイタリアから少しスイスに入ったところにあるソーリオという小さな村です。
 雪に輝くブレガリア山群に囲まれた谷間の台地に村がありました。
 家々は石と丸太で作られ、斜面で牧草を食べるヒツジやヤギの群れを見ていると、
「これはハイジの世界だ」と思ってしまいます。
 スケッチ専門のツアーなので、朝食が済むと夕食まで何もなく、ひたすらスケッチに浸ります。土産店もありませんし、訪れる人は観光というよりほとんどトレッキングのグループです。
 美しい空と雪を抱いた山、教会の塔に緑の草原など素晴らしい風景なのですが、私はもっぱら家々が重なる路地の風景に心を奪われてしまいました。
 私にとって素描スケッチは作品というより情報が詰まった資料なので、ほとんど色は付けずに描きます。
 この絵の場所は奥行きがあるので透視図法を無視できません。
とはいえ、それに捉われると面白みに欠ける製図のような作品になりがちです。
 スケッチは少しつじつまが合わないくらいのほうが親しみを感じます。
 このスケッチは鉛筆だけで描いていますが、2時間以上もかかりました。
 他の作品と共にHPギャラリーに載せましたので、ご覧いただければうれしいです。

コメント

土曜日は,とってもすばらしい作品を見せていただいて感動しました。新型イーゼルもすごい完成度でした!またご指導よろしくお願いします。

2011年11月20日3:03 AM | 宮野 直哉

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