2013年10月28日

アンティーク文様 519pix

アンティーク食器 640pix

  海外スケッチに行くと、一日中スケッチをするわけですが、気分転換でカフェーでコーヒーを飲んだり雑貨店をのぞいたりしています。
  フランスの地方都市に行った時、繁華街から少し外れの路地にあるアンティーク店に入りました。
  私の場合、骨董趣味はないので、”静物画のモデルに使えそうなもの”という観点で見ています。
  欲しいものはいくつかありましたが日本まで持ち帰ることを考えると重いものや壊れやすいもの、そして高価なものは残念ながらあきらめました。
  高価なものはガラスケースの中でしたが、目の前のトレーには無造作にナイフ、フォーク、スプーンがたくさん置いてありました。
  それらを見ていると、ずっしりと重く、その装飾模様に目が留まりました。
  手に取ってよく見ると、古代ギリシア以来西洋でよく使われているアンテミオンやパルメットという忍冬(スイカズラ)やナツメヤシをもとにした模様であることに気づきました。
  ギリシア建築の破風をはじめ、よく使われている特徴あるデザインです。
  歴史的に見ても長期にわたって使われるだけあって優美なデザインだと思います。
  上の写真でもわかるように、その模様は表裏共に配置されオーソドックスな品格あるフォークとスプーンでした。
  とりあえず今回は一本ずつ(2本合わせて5ユーロで)買って帰りました。

  帰宅すると妻が早速、「こんな良いものだったら、ナイフも合わせて三種類を二本ずつペアて買ってきたらよかっとのに」と残念がっていました。
  それはまた次の楽しみということにしました。

 

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